ごあいさつ
- 副院長 吉見 誠至
- 温かみある指導と豊かな自然環境でON・OFF両立を
- 当院の初期研修プログラム責任者をしております吉見です。
当院は、地域に根差し、地元の方々に信頼され安心していただける医療を日々心がけています。県内面積の4分の1を占める広大な医療圏を抱え、地域の中核病院としての役割を果たすために、医療圏内の救急搬送の約45%の受け入れ実績があるほか、地域内の開業医の先生をはじめ他の医療機関から紹介されてくる患者さんも多く、多種多様な疾患を持つ患者さんが集まってくる環境にあります。
指導医は、次世代を担う研修医教育に情熱を燃やしており、将来の専門性にかかわらず、基本的な診療能力を身に付けた基礎のしっかりした医師に育て上げることを念頭に指導にあたっています。
当院の研修プログラムの特徴のひとつとして、臓器別に偏らず全身を総合的に診る総合診療科研修を合計6か月間必修にしている点が挙げられます。総合診療科研修中は、外来研修を必修化し、指導医の監督のもと初診外来で病歴・身体所見から病態を捉え、鑑別診断を考える経験を通して、3年目からの独り立ちした外来・当直を全うできる力が身に付きます。
当院は県北部の中山間地域において、地域の方々の『最後の砦』という使命を胸に専門領域にも力を入れています。専門科研修中には指導医のそのような想いにも触れながら、地域における専門科領域の重要性・専門家の視点も学んでほしいと願っています。
院内も医局もアットホームな雰囲気で、専門領域の垣根が低く、研修医デスクも医局内に常設で、研修医が気軽に相談できる環境です。医局事務の方々もやさしく、何気ない相談に乗ってくれます。研修委員会は研修評価だけでなく、研修医からの要望を吸い上げて、よりよい研修ができるように指導医と双方向での改善が図れます。
そして、職員全体が研修医育成に協力的であり、優先的に手技経験を積めるように配慮しています。研修はマンツーマン指導に近いかたちで、個々の研修目標を達成すべく到達状況に見合った指導を心掛けており、一学年定員6人という少人数制の利点で、自主性を尊重し生かせる環境が整っています。
群馬県北部で田舎の不便なイメージが強いかもしれませんが、新幹線や高速道路へのアクセスが比較的良く、都心に出るのにもさほど不便さを感じません。また、当院の研修医は独自のアクティビティ補助制度をフル活用し、夏はリバーアクティビティ、冬はスノースポーツと豊かな自然を生かし、ON・OFF両立した楽しい研修生活を送っています。
自然豊かな環境で、温かい指導医・スタッフのもと充実した研修生活を送ってみませんか?