病院概要・地域の特徴
利根中央病院
当院は群馬県北部の山間部に位置し、医療圏は県内面積の4分の1を占めます。広大な二次医療圏における唯一の総合病院として、一日平均約800人の外来患者を抱え、日々さまざまな疾患の診察診療を行っています。
自然豊かな山々に囲まれ、年間を通じて登山者のヘリ搬送、クマ外傷やヘビ、ダニなどの動植物・昆虫が起因の疾患、スノースポーツ外傷など、プライマリケアから専門医療まで多彩な症例を抱える医療圏です。開設当初以来、『医の原点』として救急医療に力を注いできた点から、救急車対応は1日平均6台で、9万人超の医療圏人口のうち約40%の受け入れを誇ります。研修環境としては症例の幅も広く総合診療科を軸に研修医の土台固めに適した環境が整っていると考えています。公共交通のアクセス性も良く、県庁所在地前橋市から高速道路で30分、都心からは新幹線で90分と、市街地・首都圏へのアクセスも良好です。
病院概要
病院名 | 利根保健生活協同組合 利根中央病院 |
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管理者 | 院長 関原 正夫 |
開設者 | 利根保健生活協同組合 理事長 大塚 隆幸 |
開設年 | 1954年(昭和29年)4月 |
所在地 | 群馬県沼田市沼須町910-1 TEL.0278-22-4321 FAX.0278-22-4393 |
診療科目 | 医療法上標榜科(34科)
その他
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許可病床 | 253床(うち回復期リハ33床、HCU12床) |
職員数 | 約541名(常勤換算) |
入院患者数 | 239.9人/1日平均(2019年度実績平均) |
外来患者数 | 693.5人/1日平均(2019年度実績平均) |
当院の特徴
地域を守る最後の砦
救急告示病院
「断らない救急の実践」を目指し、利根沼田広域圏内48.5%(2019年度実績平均)の救急車を受け入れています。また、県立小児医療センターと協力し北毛地域の小児救急輪番制に参加しています。
災害拠点病院
災害時に病院機能を発揮できるスペース確保、災害でも損傷しない構造体、被災しても機能できる設備(非常用発電システム・井戸水活用システム導入)、ヘリポートなどを完備。
総合診療科
総合診療科は「皆さんのニーズに応える」を最重視しています。個々の臓器にとらわれず、広くあらゆる健康問題に対処し、心のケアにも配慮した医療を提供します。
安心・安全の医療
- 差額ベット代は徴収しておりません
- お金のあるなしにかかわらず、必要な治療を受けていただくため、個室料金等の差額ベッド代は一切徴収しておりません。
- 無料低額診療事業
- 生活困難な方が経済的な理由で必要な医療が受けられなくならないよう、無料または低額料金で診療を受けられる制度を活用しています。
- 通院支援事業
- 交通手段にお困りの組合員を対象に自宅から病院までの通院支援を行っています。
健康づくり活動
- ヘルスプロモーションホスピタル(健康増進活動拠点病院)
- 国際HPHおよび日本HPHネットワークに加盟しています。人々が自らの健康をコントロールし、改善することができるプロセスを支援し、患者や組合員、職員の健康水準向上と健康な地域づくりをすすめます。
- 健診センター
- 疾病の早期発見・早期治療のための人間ドックや各種健診の実施はもちろん、健常人の健康増進も視野に入れた健康づくりの維持・促進をサポートしています。
救急医療内容
一次、二次(一部三次)救急体制。群馬県北部の中核病院として、地域の約45%の救急車受け入れを行っている。また、病院併設のヘリポートを有し、ドクターヘリ・防災ヘリの受け入れも行っている。医療圏内に尾瀬や谷川岳など山岳観光地を持つため、旅行者の急変対応やスキー・スノーボード外傷など、二次医療圏で唯一の総合病院として、地域の救急医療における重要な役割を担っている。
- 救急専用診療室の有無:あり
- 救急医療を行う診療科:全科
- 当直・救急外来患者数:10,021人(2018年度実績)
- 救急車搬送患者数:2,136人(2018年度実績)