レジデントデイ ~研修医だけの特別な日~
初期研修が始まると研修科が分かれたり、外部研修があり全員集まれる時間がなかなか取れない。 そこで研修医が全員集まる「レジデントデイ」を月1回開催し、通常のローテーションでは教育が難しい分野の学習や振り返りを行う時間を確保しています。 この日だけは一切の呼び出しをシャットアウトし、研修医だけの時間に集中できます。
振返りある日のレジデントデイ
- 指導医
- 最近、成長させてくれた出来事はあった?
- 研修医
- ありました。患者さんの急変に対しての認識を深めました。A先生が言っていたように急変には前兆があり、それを見落としているだけでした。急変になる前の前兆まで戻って振り返ることが大切と気づきました
- 指導医
- それはどんなケースだったの?
- 研修医
- 高齢男性の入院患者さんが急変したのですが、対応に困って色々調べていました。ふと、もとからカリウムが基準値よりも低いことに気づきました。最初は低カリウムに対し、思い込みで詳しく調べていませんでした。しかし、異常値は一つ一つしっかり見なければと思い直しました。常にフィードバックを自分の中でもしていきたいと思います
医師には振返りが不可欠
医師は省察的実践家であるべきだと言われています。
いくら貴重な経験をしても、その振返りが無ければ経験自体の効果は薄れてしまいます。経験に振返りを加え、考える研修医の育成が重要であると考えています。
独り立ちすれば、あなたの「振返り」をサポートしてくれる人はいません。その時に困らないよう、研修医が日常的に振返る習慣づくりを心掛け、医師としての振返り方を育成・支援します。
学習研修の進捗に沿った学習テーマで研修をサポート
- 医療現場のコミュニケーション
- 医療面接や医療スタッフとのコミュニケーションを円滑にするための“聞く技術“を学ぶ
- miniーCEX(診察技能評価)
- 各研修医の診察技能到達度の再確認を目的に行っています。
- ACLS勉強会、プレゼン勉強会など
- 各種受講に向けた勉強会を開催しています。
- テーマ実績
- 「効果的なプレゼンテーション」
- 「コンサルトのためのショートプレゼン」
- 「研修医のためのキャリア論」
- 「医療者のためのコミュニケーション」
- 「modified mini-CEX」
- 「臨床倫理」
- 「群馬県人度で学ぶ検査特性」
- 「研修医も知っておくべき指導Tips」
- 「研修医でもできるリーダーシップ」
- 「modified mini-CEX」
- 「ファシリテーション入門」
- 「ACLS勉強会」
- 「1年間の振り返り」 など